【2020年11月】キラリ★な書

紅葉
紅葉と古民家 日本民家集落博物館にて

こんにちは。
大阪府豊中市にある子どもの書道教室「えんぴつくらぶ」長興寺教室、曽根東町教室の中井由香里です。
12月に入り寒くなってきましたね。よく晴れた冬の日のキリっとした空気は、寒いけれど心地よく感じます。
先月ですが、緑地公園にある日本民家集落博物館に行ってきました。
去年知り合いの方に「紅葉の季節は素敵ですよ」と教えてもらい、実際に行ってみてその景観にすっかり魅了されてしまい、今年も絶対行こうと決めていました。
風情ある古き日本家屋に、鮮やかな紅葉が相まって本当にきれいなんですよ。

それでは、2020年11月のキラリ★な書をご紹介します。

《毛筆作品》

Rさん 「ま」
1画目、2画目はやさしく曲がるやわらかい線で、三画目は難しい回転をとても上手にできました。

Tさん 「パン」
字の形がとてもきれいであるとともに、起筆は力強く、ハライはていねいです。
「ン」の下から上向きにはらう線は意外に難しいのですが、しっかりした線で書けていて素晴らしいです。

Cさん 「水道」
「水」は申し分のない見事な字!
「道」も、離れがちな首としんにょうをうまく添わせることができました。

Nさん 「世界平和」
きっちりとした「これぞ楷書」という線で、美しく書けています。
熱心に練習を積み重ね、とても上達しました。

《硬筆作品》

Sさん 「しも いも もち」
ひとつひとつ、ゆっくりていねいに書いてくれました。
指をやわらかく動かせていて、しっかりとお手本を見ることもできています。

Sさん 「大きな・・」
「とめる、はねる、はらう」にきちんと心配りして書けています。
「大」「木」のハライものびのびとしていていいですね!

Mさん 「兵庫県の・・」
字が左右にぶれることなく、まっすぐに書けていていいですね。
文字の中心を意識して、集中力を切らさず最後まで書ききることは簡単なことではないんですよ!

11月は日本文字書検定もありましたので、子どもたちはより熱心に練習を頑張ってくれました。
どんなことでもそうですが、物事に主体的に取り組むとき、成長の度合いは大きくなると実感します。
これからも子どもたちが「書くって楽しい」「難しいけど面白い」「上手になってきて嬉しい」
そんな風に、”心を燃やして”もらえるような教室を作っていきたいと思います。

最後に、日本民家集落博物館で撮影した秋の景色をご紹介します。


この記事を書いた人

こどものお習字教室「えんぴつくらぶ」長興寺教室・曽根東町教室の講師 中井由香里です。こども達が字を書くことが好きになってくれるようなレッスンを心がけています。

目次