こんにちは。豊中市のお習字教室、えんぴつくらぶ長興寺教室、曽根東町教室の中井由香里です。
今日は、おうち練習の強い味方、水書きお習字をご紹介したいと思います。
こちらは、墨の代わりに水でお習字の練習ができるシートです。画像は呉竹の商品ですが、文具店やホームセンター等で様々なメーカーのものが売られています。
準備カンタン、片付けカンタン、練習中に墨で服や周りを汚す心配もなし!
そして、何回でも乾かして練習できる本当に便利なシートです。
毛筆の上達には、たくさん書いて筆づかいに慣れることが大切です。
私も、えんぴつくらぶの先生になるために毛筆の特訓をした時期は、本当にお世話になりました。
この呉竹の「水でお習字」は3色のシートで1セットになっていて、それぞれ水で書いた時の色の出方が違うので楽しいです。
注意が必要なのは、「筆は水書き用のものを1本用意する」ということです。
1回でも墨を含ませた筆は、どれだけ洗っても墨が毛に残っていますので、シートを汚してしまいます。ご注意くださいね。
水なので硯(すずり)を用意する必要はありません。お皿やタッパーでも大丈夫ですが、ふちに凹凸がある器だと筆を置いても転がらず、筆置きいらずで便利ですよ!
それでは、基本線の練習をしてみましょう。(動画は、この記事の最後にYouTubeへのリンクをはっています)
●↓まずは、左ななめに筆を置く起筆の練習から。筆は立てて持ってくださいね。
●↓よこ線です。始め(起筆)と終わり(収筆)をしっかりおさえましょう。
●↓たて線です。手だけでなく、体で引くようにしてみるといいと思います。
●↓左にはねる練習です。はねるところも、急がず、ゆっくりと筆を動かします。
●↓転折(折れ)の練習です。曲がる前に、筆で紙(シート)をおさえてから方向をかえると、力強い転折になります。
●↓はらいの練習です。
左はらいは、左ななめに筆を置き、筆の根元を少し左に向けてからスーッとはらいます。
右はらいは、だんだん線が太くなるように少しずつ力を込めていき、一度おさえてから右に払いぬきます。
●↓短く細い、よこ線です。「日」や「目」の中の画の書き方です。起筆・収筆をあまり強くしません。
●↓続いて、ウかんむりやまだれの1画目の練習です。左ななめに筆を置き、向きをかえて下に短く動かします。
●↓ウかんむりの2画目の書き方です。筆先は12時の方向で、左下に筆をずらすように動かします。
●↓「小」の3画目などの線の引き方です。
今回は、呉竹の「水でお習字」シートを使って、基本線の練習をしてみました。
繰り返し練習すると確実に力がつきますよ!
水書きお習字の練習が終わったら、筆・器を軽く洗っておくと清潔です。シートや筆はしっかりと乾かしてくださいね。
準備・片付けが簡単で、墨汚れの心配がない水書きお習字は、おうち練習のハードルを下げてくれる優れものです。
ぜひ試してみて、筆で字を書く楽しさを感じてもらえたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
↓動画はコチラからどうぞ(音声なし)