【2020年4~6月】キラリ★な書

こんにちは。
豊中市の書道教室「えんぴつくらぶ」長興寺教室・曽根東町教室の中井です。
今日は2020年4月~6月課題の「キラリ★な書」をご紹介したいと思います。

まずは「キラリ★な書」の説明から。
えんぴつくらぶは、神戸にある書の会「高砂流高砂会」の、主に子ども・学生を対象とした書道教室です。
高砂会では『楽』という月刊誌を発行していて、そちらに課題のお手本などが載っています。
生徒さんは各教室で課題を練習し、清書を書き上げます。それらの作品は事務局に届けられ審査を受けます。
審査の結果、作品が課題の目標を達成できていれば、その生徒さんの級や段が上がっていくのですね。
(さまざまな書の会、書道会独自の団級位が定められていることが多いです)
このシステムを競書といい、えんぴつくらぶの競書結果は『楽』の中で発表されています。

「キラリ★な書」は、会の競書とは別に、長興寺教室・曽根東町教室の作品の中から私が個人的に選んでいるものです。
「キラリと光って見える」素敵な硬筆作品、毛筆作品をご紹介しています。
例えば、

  • 生徒さんの努力・がんばりが表れた書
  • 生徒さんの成長が感じられた書
  • 単なる上手下手では測れない、生き生きとした魅力にあふれた書

という感じでしょうか。
「キラリ★な書」で取り上げた作品が競書で昇級するかは別のお話なのですが、自分がご指導させていただいている生徒さんのがんばり、成長、個性をぜひご紹介したく、これまでもアメーバブログの中で掲載してきました。
今後は、こちらのサイトでご紹介していきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

(過去ブログはこちらです)
https://ameblo.jp/pittublo
豊中市の習字教室「えんぴつくらぶ長興寺」~少人数制で丁寧な指導

それでは、2020年4月~6月のキラリ★な書のご紹介です!
(学年・名前は消しています)

≪毛筆作品≫

半紙に毛筆で書いた「つ」

Rさん 「つ」
筆を持つのは2回目のRさん。
慎重に筆を動かして、ゆっくり曲がり、最後はスッときれいにはらえました。
大成功!

半紙に毛筆で書いた「中心」

Mさん 「中心」
「中」のまっすぐな縦画がすばらしいです。
意識を集中させ、気持ちを込めて体で引いた見事な線になりました。
二つの字がきちんと半紙中央に並んでいるところもいいですね。

半紙に毛筆で書いた「谷川」

Tさん 「谷川」
格好いい「川」に注目!
起筆がしっかりしていて、三つの画の書き出し位置、間隔も見事です。
何度も書いて、最後に良い作品が書けました。

半紙に毛筆で書いた「天地玄黄」

Rさん 「天地玄黄」
いよいよ中学生、課題は行書に進みました。
行書のゆったりとした運筆が上手にできています。
配置、画数と大きさのバランスにもよく配慮できましたね!

≪硬筆作品≫

硬筆課題

Tさん 「4月ははじまり」
覚えたてのひらがなを一生懸命書いてくれました。
回転する線が多くてむずかしかったね。
マス目の中にきちんと納まり、高さもよくそろっています。
花マル!!

硬筆課題

Aさん 「昨日、・・」
形が整い、字に安定感があります。
いつもしっかりとお手本を見て書いてくれるAさん。
きれいな字が書ける法則を、確実に身につけています。

Kさん 「美しい桜が・・」
行にお手本通りの文字数をきちんと配置するのは難しく、
字の大きさや字間によっては、余白ができてしまったり、足りなくなったりします。
1行ごとにぴったりと字数を合わせ、堂々と書けたこの作品は際立っていました。

Mさん 「さくら花・・」
今回は書き慣れない変体仮名が含まれており、リズム感を持って書くのが難しい課題でした。
お手本の字の形を見て取り、ていねいに再現することができています。
筆圧を変化させることも上手になってきました。

教室を再開した頃は、子どもたちの表情は少し緊張気味でしたが
1か月経ってだんだんと自然な姿が戻ってきたように思います。

安心・安全に引き続き注意しながら、楽しく充実した教室を運営していきたいと思います。
たくさんの子どもたちの「キラリ★な書」をご紹介できるよう頑張ります!

◆字を書くのが好きになる かきかた・書道教室◆
「えんぴつくらぶ長興寺教室・曽根東町教室」
一緒に楽しくお稽古しませんか

曽根東町教室:曽根駅から徒歩約8分
長興寺教室:曽根駅から徒歩約15分
(写真は長興寺会館)

この記事を書いた人

こどものお習字教室「えんぴつくらぶ」長興寺教室・曽根東町教室の講師 中井由香里です。こども達が字を書くことが好きになってくれるようなレッスンを心がけています。

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